六手八幡神社
相殿に祀る神々

相殿神とは
相殿神(あいどのしん)とは、神社の本殿で主祭神と共に祀られている神々を指します。通常、神社には主祭神とされる主要な神が祀られていますが、その主祭神に縁のある神や、その神社の地域と関係の深い神などが、一緒に本殿に祀られることがあります。このような神々を相殿神と呼びます。相殿神は、主祭神と同じ殿に祀られ、神社全体としての霊威が高まると信じられており、信仰の対象となっています。
六手八幡神社においても、本社本殿内に相殿を設けて神々をお祀りしています。六手八幡神社に祀られる相殿神は、地域の多様な願いに応える存在として崇敬され、地域住民にとって大切な信仰の対象となっています。それぞれの神々は、歴史的な背景や神話に基づいて、地域の守護や繁栄を祈るために祀られており、その御神徳は今日もなお生き続けています。
天満宮京都・北野天満宮
菅原道真公 - 菅原道真公(スガワラノミチザネコウ)は、平安時代の学問の神として名高く「天神様」として広く信仰されています。道真公は学問や文化の発展に多大な貢献をした人物であり、優れた学識と政治手腕を持ちながらも、不遇な運命により流罪に処されました。しかし、死後、その霊がさまざまな奇跡を起こし、天神信仰が生まれました。京都の北野天満宮は、菅原道真公を祀る全国の天満宮の総本社であり、受験生や学問を志す者たちの聖地となっています。この神社には、学業成就や合格祈願、知識の向上を願う多くの参拝者が訪れ、道真公の御神徳を仰いでいます。道真公のご利益は、学問だけでなく、芸術や文化の分野でも発揮され、広範な分野での成功と繁栄をもたらすと信じられています。
八雲の神京都・八坂神社
素戔嗚尊 - 素戔嗚尊(スサノオノミコト)は、日本神話において猛々しい荒ぶる神として記される一方で、日本で初めて和歌を詠むなど文化的な側面も持ち、災厄を除き、疫病を防ぐ神としても広く信仰されています。素戔嗚尊は、父神・伊弉諾尊が黄泉の國から帰還し禊祓を行った時お生まれになった三貴子(天照大御神、月読命)の一柱神であり、自然の力を操る存在として、特に災難や疫病から人々を守る役割を担っています。素戔嗚尊を祭神とする神社では古代から続く疫病退散の信仰もあり、素戔嗚尊の御神徳は、災難除け、病気平癒、家内安全、そして商売繁盛など、多岐にわたります。厄災を祓う神としての信仰が強く、困難な状況に直面した際に多くの人々が祈りを捧げる神様です。
春日の神奈良・春日大社
武甕槌命 - 武甕槌命(タケミカヅチノミコト)は、記紀神話において国譲りの重要な役割を担った武神として崇められ、広く崇敬されています。武甕槌命(建御雷之男神)は、伊弉諾尊が、火の神・軻遇突智を斬り殺したときに剣についた血から生まれ、その名から雷神としても崇められています。雷が木を切り裂くさまをみて、雷光を鋭利な刀になぞらえ、剣の神としても信仰を集めました。戦勝祈願の神として、戦国時代には多くの武将たちが、武甕槌命の御加護を求めました。今日でも、武道やスポーツの守護神としても信仰されており、勝利を願う人々より広く崇敬されています。
経津主命 - 経津主命(フツヌシノミコト)は、武甕槌命と共に武神として信仰される神で、特に刀剣の神として崇敬をされえています。御神徳は、戦での勝利や戦いにおける守護にあり、その鋭い霊力は刀剣に宿り、勇気と決断力を与えるとされています。経津主命は、戦いだけでなく、日常生活においても困難に立ち向かう力を授ける神として、多くの人々に崇敬されています。
天児屋根命 - 天児屋根命(アメノコヤネノミコト)は、神事や儀式を司る神であり、天の岩戸の神事では祝詞を唱え祈祷し、天孫降臨の際には五部神の一柱神として随伴しました。天照大御神の神勅を受け、宮中の祭祀を司る天皇輔弼の神として位置づけられており、家内安全や繁栄、平和な暮らしを守る神として信仰されています。家庭や地域社会の平穏を願う人々にとっての守護神とされ崇敬されています。
比売神 - 比売神(ヒメガミ)は、女神であり、特に繁栄や幸福、縁結びに関わる御神徳を持つとされています。子孫繁栄や家庭の円満、良縁を願う人々より崇敬されており、比売神に祈りを捧げることで、幸せな家庭生活や良縁に恵まれるとして、多くの人々に崇敬されています。
龍田の神奈良・龍田大社
天御柱大神 - 天御柱大神(アメノミハシラノオオカミ)は、日本神話において風を司る神として崇敬されています。日本では、農作業や海の仕事においても風は重要な役割を果たします。そのため風を神格化した信仰が各地にみられ、古来より風害のないことを祈願する信仰をあつめてきました。御神徳は、強風や嵐から人々を守るとされ、平穏な暮らしと安全をもたらすと信じられています。また、風が運ぶ恵みとして、良い気候をもたらし、農業にも恩恵を与える神として、多くの農民や漁師たちから信仰されてきました。風害を防ぎつつ、必要な風をもたらして農作物の生育を助けると信じられており、天御柱大神に祈りを捧げることで、風による災害から免れることができるとされています。
国御柱大神 - 国御柱大神(クニノミハシラノオオカミ)は、天御柱大神と共に風の神として信仰されています。国御柱大神の御神徳も風の調和に関係しており、風を制御して天候を穏やかに保ち、農作物の成長にとって最適な環境を提供するとされています。風を通じて地域の繁栄と安全を守る存在として厚く信仰されています。必要な時に風を送り、不要な時には風を鎮めることで、地域の農業を守り、豊作をもたらす神とされています。
日枝の神滋賀・日吉大社
大山咋神 - 大山咋神(オオヤマクイノカミ)は、山の神として古くから信仰され、農業や大地の守護神としても崇敬されています。その力は土地の肥沃さを保ち、農作物の豊穣をもたらすとされています。また、大山咋神は日吉大社の主祭神としても知られており、山王信仰を通じて全国各地にその信仰が広がりました。農業を営む人々にとっては、五穀豊穣を願い、日々の生活の安定を支える重要な神とされています。
大己貴命 - 大己貴命(オオナムチノミコト)は、出雲の国を治めた神であり、大国主命(オオクニヌシノミコト)としても知られています。大己貴命は、日本神話において、国造りや人々の暮らしを守る役割を果たし、縁結びや医療、農業など幅広い分野でのご利益をもたらす神とされています。特に、病気平癒、商売繁盛、縁結びの神として、古代から多くの人々に信仰されています。
諏訪の神長野・諏訪大社
建御名方命 - 建御名方命(タケミナカタノミコト)は、諏訪大社の主祭神で、日本神話では武神として知られています。建御名方命は武運長久や勝負事の成功をもたらす神として信仰されています。また、農業や漁業の守護神でもあり、豊作や豊漁を願う人々にとって重要な存在です。さらに、商売繁盛や家内安全にもご利益があり、地域の繁栄と平和を守る神として崇敬されています。
八坂刀売命 - 八坂刀売命(ヤサカトメノミコト)は、建御名方命の妻であり、夫婦円満の神として信仰されています。家庭の守護神として、特に夫婦関係の調和や家庭の平和をもたらす力を持つとされています。また、安産や子育てにご利益があり、家庭全体の繁栄と幸福を願い深く信仰されています。
大山祇の神愛媛・大山祇神社
大山積神 - 大山祇神(オオヤマツミノカミ)は、日本神話において山の神として信仰されています。日本の山を統治する神として、大山祇神は山々の恵みをもたらし、農業や狩猟の守護神として古くから崇められてきました。また、山の神としてのご利益は多岐にわたり、農作物の豊作、山林の保護、狩猟の成功などが挙げられます。さらに、山の神としての信仰は、山岳修行や登山を行う者たちの間でも根強く、御神徳に対する信仰は、山岳信仰の一環として現代に至るまで続いています。
津島の神愛知・津島神社
建速須佐之男命 - 建速須佐之男命(タケハヤスサノオノミコト)は、日本神話の神であり、荒々しい性格を持つことで知られていますが、その一方で人々の災厄を祓い、健康と安全を守る神としても崇拝されています。厄除けの神として広く信仰され、特に疫病や災害からの守護を願う際に祈りが捧げられます。病気平癒にも御利益があり、災厄からの保護を求める人々より厚く信仰されています。
香取の神千葉・香取神宮
経津主命 - 経津主命(フツヌシノミコト)は、日本神話において武神として記される神であり、特に軍事や戦勝に関する祈願で崇められています。経津主命のご利益は、戦勝祈願や武運長久、また決断力を与えるとされ、戦いに挑む者たちに勇気を授ける存在です。経津主命は、戦いだけでなく、日常生活においても困難に立ち向かう力を授ける神として、多くの人々に崇敬されています。
鹿島の神茨城・鹿島神宮
武甕槌大神 - 武甕槌大神(タケミカヅチノオオカミ)は、記紀神話において国譲りの重要な役割を担った武神として崇められ、武道や剣術の守護神として広く信仰されています。神話において国譲りのを成功させた勇敢な神として知られ、その御神徳は戦いにおける勝利や、剣術や武術の上達を願う者たちにご利益をもたらすとされています。また、武甕槌大神は、大きな力を持つ守護神として悪霊や邪気を祓う力も持つとされ、平和と安全を守る神としても信仰されています。
六手八幡神社