年祭（ねんさい）とは、先祖代々の御霊に対して子孫が追慕の誠を捧げるとともに、祖先のご加護を祈るための祭りです。始祖や両親、近親者などの祖霊に対して行われます。一般的には、一年祭、三年祭、五年祭、十年祭、二十年祭、三十年祭、四十年祭、五十年祭が行われます。

命日当日に行えない場合は、日数を引き寄せて行うことが通例です。毎年、祥月命日（亡くなった日）には墓参りを行い、墓前や自宅に祀ってある霊璽（れいじ）に供物を供えますが、特に上記の年数にあたる年の祥月命日には、近親者が集い、神職の奉仕のもと「年忌祭」を執り行います。五十年祭もしくは三十年祭をもって「まつりあげ」とし、以後は祖先としてお祀りするのが慣例です。

年忌祭は、一般的には自宅や墓前で行いますが、当神社の社務所でも執り行うことができます。年忌祭をご希望の方は、ご予約いただき、詳細（お祭りを行う場所や人数など）をお知らせください。